どうして株式投資をするのかをはっきりさせよう

人からいろいろ教わってからふうむ・・・とうなって、それからすべきことは「自分が株式投資を するのは何のためか?」をはっきりさせることだと僕は思います。あるいは人に聞く前に考えるべき ことかもしれませんが、それは個人の好みとして。

株式投資をする理由は人によって様々です。次にいくつか例を示します。

  • 利益によって飯を食うため。これができる人はプロと呼ばれる
  • 給与の余りを運用し、資産を増やすため
  • 金融の勉強。学生に多い
  • 暇つぶし
思いつく限りを挙げてみましたが、いかがでしょうか?3,4番目はひとまず省略します。 さて、1つ目のプロは考えない方が良いでしょう。株式市場はそれほどコンスタントに利益の 出る場所ではありませんので(損ばかりのときが多い)。結果的にその境地に至れば、喜ばしい ことではあるでしょうが、心労は絶えません。 多くの人は、2つ目の資産運用にあたるのではないでしょうか。 以下はその場合を想定したときの、するべきことの一覧です。
  • 得られる利益の中心は、自分の給料であることを確認する
  • 現在住宅ローンなどの借金があるならば、その返済を優先させる
  • 必要最低限のお金(例えば6か月分の生活費)は別途確保しておく
1点目がとりわけ重要です。給与所得ほど当てになるものはありませんので、これを維持・向上 するために時間を使うことが、純粋なお金儲けの視点でいっても賢明です。純粋な趣味として 株式投資を加えたいのであれば、止められる立場にないので、後に仕事集中型投資戦略、趣味型 投資戦略として取り上げます。

2点目も大事なことです。借金を持っている状態で株に手を出すのは少し筋違いな気がします。 過去30年のデータから、日本株の期待リターンを6%とすると標準偏差(振れ幅のこと)が22%前後 だというデータがあります。楽天証券客員研究員・山崎元の 『ホンネの株式投資教室』に書かれています。 確かに期待リターンは高いのですが、振れ幅が多きすぎて、早い話リスクが大きすぎます。 ここは確実に、借入金の早期返済に投資資金を充て、借入リスクを減らしつつ年率3%のリターンを 享受すべきでしょう。

3点目は最低限の生活資金は確保しておこう、というだけの話です。どれだけあれば安心できるか を目安にすればいいかと思います。

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