具体的な投資方法(その2)
ここからは趣味型投資戦略を取った場合の投資手法について具体的に書いていきます。 僕個人のバイアスが多分に含まれていますので、一種のケーススタディとして受け取って いただければ幸いです。
個別株を選ぶ基準(企業価値の側面)
- 企業の事業内容が、収益モデルまで理解できること
- 企業の長所・短所が企業ホームページなど信頼できる情報源から把握可能であること。特に短所が重要
- 把握した企業価値に対して、株価が割安であること
- 出来高(売買の大きさのこと)がある程度あること
これらの基準を実際に利用するにはどうしたらいいでしょうか。1つ目の収益モデルは、投資初心者のうちから 理解することは酷なので、ひとまずの目標とするべきでしょう。2つ目の企業の長所・短所は決算短信というもの を読むことで理解できます。決算短信は企業ホームページのIR情報という場所に書いてあるので、見てみてください。 3つ目は主観的な要素が入りますが、簡便法としては同業他社と比べて割安かどうかを見る方法があります。 PER、PBRというものを使ったりします(後述)。4つ目はかなり重要な要素です。どれだけ割安でも、いつまでも 誰も割安だと気付いてくれない銘柄に投資していても利益はでません。時間の無駄、というやつです。
さて、以下では株価の値動きから見た投資先選びについてです。
個別株を選ぶ基準(値動きの側面)
- ぱっと見で、株価が上向きか下向きかを判断する
- 25日移動平均線(過去25日の株価平均を取ったもの)と株価のどちらが上であるかを把握する
- 上向き・下向きと25日線より上・下の4パターンに慣れ、その後の株価の動きを観察する
- 出来高(売買の大きさのこと)がある程度あることを確認する
まずぱっと見ですが、株価が上向きか下向きかが重要です。横ばいということもありますが。 これらはyahoo!ファイナンスなどでチャートを見て把握することができます。 以降はいくつかのパターンについて、少額のお金を賭けて値動きを観察するということです。 自分に関係あることと分かった時点で、学習の速度は飛躍的に上昇します。どんどんスキルアップ していってください。